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普通という呪い

【閲覧注意かもしれません】

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ところで、僕は常々「普通」という言葉は呪いなんじゃないかと思っています。

一般に普通とは、最低限クリアすべきステータスで、多くの人がそうなのだから、そうでない自分はダメなのだという劣等感がある。そういうイメージがあるんじゃないかと思います。

よく「みんなみたいに普通になりたかった」とかって言いますよね。よく言ってる人見かけるイメージあります。

でもこれ、なんか矛盾してませんか?普通の人は、普通が故にたくさんいるのだから、自分は普通でないと言っている人をよく見るという状況はおかしいわけです。

なぜこんなことが起きるのでしょう?

僕の答えは「普通という言葉を一元的に考えすぎているから」だと思っています。

言葉にするのが難しいのですが、僕は、脳内では人のステータスを多角形で思い描くことができると思います。

たとえば、ここに6人の人がいるとしますね、6人は6つのステータスをこのようなレーダーチャートで表せるとします。

f:id:Weakmathchart:20201117011242p:plain

それぞれの人の名前は色の名前とします。左上だったら赤さん、右下だったら青さんと呼びます。

さて、この図の見方ですが、一つのステータスについて、中心点に近いほど能力が低く、外側にあるほど優秀、真ん中は普通だとします。

例えば、

赤さんはAの能力が秀でていてFがちょっと低い。

黄色さんはCの能力が低く、他は平均程度。

黄色さんはCのことで「どうして私は普通じゃないんだ」と落ち込みます。黄色さんはCについて、他の人はみんな普通にできているのに、どうして自分ができないのか、と思ってしまいます。

でもよく見てみると、他の人も、低い部分を持っています。

僕は、普通というのは、多くの人のステータスを平均化して、低い部分を見えなくしてしまったものだと思います。↑に見せた六角形を全員重ね合わせるとこんな感じになります。

f:id:Weakmathchart:20201117010717p:plain

この、重なり合った部分の平均を取った線を灰色の線で示します。

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灰色の線は平均をとったもの

僕は、灰色の線こそが普通の正体なんじゃないかと思います。

さらに人の数を増やしていけば、灰色の線はより正確な五角形に、それも結構大きなものになるでしょう。そうすると、その灰色の線より下の能力を持つ人は、「自分は普通以下だ」というコンプレックスを背負ってしまうことになります。でも、そういう人は意外と多くて、だから「自分は普通じゃない」というのをよく見ることになるんじゃないでしょうか?

これは自分の努力でどうにかならないことにも当てはめられて、例えば片親であるとか、盲目であるとか、そんなことにも適用できそうです。

大分前、「家ついて○ってイイですか」って番組で、めちゃめちゃはっちゃけてそうな、人生楽しそうなギャルが出ていて、「あー、よくいるいるこういう人~~パリピだー」と思ってみていましたが、母親がいないからいろいろ頑張っているという話をしていて、「なるほど、こういうパリピでも事情というものはあるのだなあ」と思いました。片親であることは、良い悪いの問題ではないのですが、普通ではない、と一般に言われますよね。(こういう話題はデリケートなので気を遣うようにしたいですが、言葉が浮かびません、すいません)

だから、普通という言葉をあまり大きく力強いものとしてとらえないで、だれにでもそういうところがあり、劣っていることは決して駄目なことではないのだという事を、僕は思っていますよ、という話でした。

 

今回の話は、コンプレックスを持っている人にはとても残酷な話で、だれも得することがないと思うので、ツイッターで拡散せずに、自分が思っていた事としてここに残しておくだけにしようと思います